三重県松阪市の運送会社、ファイン流通です。
2月も最終日ですね。
「一月行く、2月逃げる、3月去る」とはよくいったもので、もう1年のうちの2か月が終ってしまったことに驚きを隠せません。
3月は何かと忙しい方が多いのではないでしょうか。
まだまだ空気の冷たい日が続きそうなので、体調に気を付けて温かくして乗り切りましょう。
今回は、割り込みについてのお話です。
運転中に急な割り込みをされると、誰しも驚いてしまうと思います。
あまり車間距離を空けていないのに違う車線から急に前に割り込まれたり、速度を守って走っていたら急に割り込まれた・・・そういった経験がある方も多いと思われます。
乗用車であれば「危なかった」で済みますが、
トラックはそれだけで済まないこともあるのです・・・
世の中のトラックドライバー全員が声を大にしていいたいこと、それは「トラックに急ブレーキを踏ませるような割り込みをしないで」!
この一言に尽きます。
〇 どうしてトラックの前に割り込みをしてはいけないの? 〇
それは、「積んでいる荷物が急ブレーキによって荷台で崩れたら、破損事故になる可能性があるから」、そして「ブレーキが効かず追突事故につながる恐れがあるから」です。
トラックにとって急ブレーキは、緊急事態案件。交通事故をしたことと同じくらい重大なことになりかねないのです。運送会社によっては、急ブレーキを踏んだ際デジタルタコグラフに記録が残る様に設定をしてある場合も。
トラックの荷台が空なのか、なにか積んでいるのかは外観からはわかりません。
だからこそすべてのトラックに急ブレーキを踏ませるような運転をさせてはいけないのです。
まず、中に積んである荷物が破損する可能性について。
トラックは荷物を積むことに特化している車両です(当たり前?そうです、当たり前ですが…)
大抵の荷物は多少の振動や衝撃が加わっても、荷台内で荷物が動くことが無いようしっかりと固定をしていますが、とはいえ、その衝撃などの度合いによっては固定の意味がなくなるときもあります。
急ブレーキをかけると、荷台の荷物は前に傾こうとします。慣性の法則です。
それにより、突然割り込みをされて急ブレーキをかけることになると、荷台の荷物が倒れめちゃくちゃになる危険性があります。
そして、「ブレーキが効かず追突事故につながる恐れがある」ということも忘れないでいて欲しいです。
車間距離によっては停止することが出来ず、追突事故を引き起こす可能性もあります。
トラックは、乗用車より重量があり、荷物を積むとそれは更に大きくなります。乗用車以上に「急に止まれない」特性を持っているのです。
もしも急な割り込みをした後、乗用車が急ブレーキを踏まなければならない事態に陥った時、そのトラックの荷台によっては精一杯急ブレーキをかけても止まることが出来ず、大事故になる恐れも。
また、トレーラーは「ジャックナイフ現象」といって、急ハンドルや急ブレーキをかけるとトラクターの部分(走っているところ)とトレーラーの部分(引っ張っている荷台の部分)がくの字に曲がってしまう、といったものがあります。
これも場所によっては大きな事故につながる可能性があります。
トレーラーを見かけたら、ふとこの現象の名前を思い出してほしいです。
トラックには、実に様々な荷物が載せられます。精密機械から食品、固体から液体、重いもの軽いもの……
そしてその価値も様々。少しの破損で億を超える損害が発生することもあります。
トラックが、かなりの車間距離を空けて走っている……そういう場面をみかけたら、どうか「遅い」と思わず、割り込みを避けてください。
参考サイト・https://kuruma-news.jp/post/224635
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