ドライバーの職業病

三重県松阪市の運送会社ファイン流通です。

9月も半ばですが、日中は毎日30度を超える陽気で、冷房を消すことができない日が続いています。

8月、暑さのピークは乗り越えたかもしれませんがこれだけ暑いとまだまだ熱中症が心配です。

水分補給をしっかりして、適宜に休憩をしながら熱中症を防ぎましょう。

ただ、夜はひんやりとした風を感じることも。気温差にやられないように注意です。


今回はドライバーの職業病についてのお話です。

「職業病」、一度は聞いたことがありませんか?

職業病とは、職業の特殊な環境や勤務形式によって起こりやすい病気のことです。

例えば加工工場など、気温がものすごく高い場所で勤務する人は熱中症になりやすい・・・

紫外線にさらされる機会が多いので、目の疾患にかかった・・・

放射線に携わる業務で放射線障害になった・・・


こういったものが職業病です。
(今はあまりにも日中の気温が高すぎるので熱中症はどんな人でもなるおそれがあるので、職業病という感じがしませんね…)

また、日本人は1日のうち7時間は椅子に座っている、という統計が出ています。

世界中でみてもこれはかなり長い時間だそうです。

立ち仕事、肉体労働の方は当てはまらないかもしれませんが、我々運送業界は肉体労働でありながら、運転がメインの仕事をしているので実は座位時間がとても長いのです。

長時間同じ姿勢で座っているとどうしても発生するのが肩こりや腰痛。

特に腰痛はドライバーと切っても切れない関係で、本当に多くのドライバーが腰痛に悩まされています。

また、エコノミー症候群になる可能性もあるといわれているドライバー業。

エコノミー症候群といえばエコノミークラスの飛行機に乗ったときにしかならないのでは?と思うかもしれませんが、そもそもエコノミー症候群とは座り姿勢が招く病状。長時間同じ態勢でいたら飛行機に乗っていなくてもなります。


事務職で椅子に座りっぱなし…という人もなる可能性があります。


エコノミー症候群の主な症状は、足のむくみや痛み、動悸・息切れ、胸痛、呼吸困難などがあげられ、なんと最悪の場合は死に至ります。

同じ姿勢を続けていただけでそんな可能性があるとは、かなり恐ろしい…と思ってしまいますね。



しかし、人間は無意識のうちに体勢を変えたりしてなんとか血のめぐりを止めないようにする機能を持っています。
(同じ姿勢ばかりとっていると一部に力が入って筋肉が緊張して体が痛くなってきますしね)

予防は、やはり適度な運動やストレッチ。同じ姿勢をとりつづけないようこまめに休憩し、座っていてもできる腕のストレッチなどを取り入れましょう。
ふくらはぎをマッサージするのも効果的ですが、一番は立って足を動かすことです。

身体を締め付ける服装をしないことも効果的と言われています。

乾燥もエコノミー症候群の原因になるので、積極的な水分補給も忘れずに。

一見ドライバーは体力勝負!な仕事で体を酷使する仕事だと思われがちですが、荷物の積み下ろし以外は座っているので運動不足になりやすいのです。また、時間に追われ食事時間がまばらになると生活習慣病になる恐れも。

日頃から意識して運動を取り入れたり、歩ける距離でいける用事は歩いていく…など小さな工夫を積み重ね運動不足を解消しましょう。

また、禁煙も効果的です。喫煙は血液が滞る原因にもなります。エコノミー症候群になる可能性が高まるおそれがあります。

これをきっかけに、愛煙家の方は禁煙にチャレンジするのもよいかと思われます。

次回は腰痛を取り上げます。


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